すき家の牛丼メニューには、ミニ、並盛、中盛、大盛、特盛、メガ盛の6種類があります。
中でも、なぜか中盛と大盛の価格がどちらも470円で同じなんです。この価格設定なんか不思議に感じますよね。
ぱっと聞く限りでは、同じ値段なら大盛を選んだほうが得に思えるかもしれません。でも、実際の肉の量などに違いがあるのか気になります。
そこで、この疑問を解消すべく、詳しく調べてみました。
すき家の牛丼サイズは6種類!比較してみました
すき家の牛丼は、6つのサイズ展開があります。
- ミニ:ごはんとお肉が少なめ
- 並盛
- 中盛:ごはん少なめでお肉が1.5倍
- 大盛:ごはんとお肉がどちらも大盛
- 特盛:ごはん大盛でお肉が2倍
- メガ:ごはん大盛でお肉が3倍
一部のすき家ファンから「キングもあるじゃないか!」と突っ込まれそうですが、今回は公式メニュー表に記載されている6種類に限定して紹介します。
なお、メニューには「並盛の2倍、3倍の肉」といった表記がありますが、具体的なグラム数は公開されていません。すき家に確認したところ、「牛丼の肉の量などはレシピの一部とみなし、公開はしていません」とのことでした。
このような事情をふまえ、実際にミニ、並盛、大盛、メガの4種類を購入し、肉の量を自宅で計測。実測データをもとに、お肉やごはんの重さ、1gあたりの価格を算出しました。あくまで参考値ですが、目安としてご活用いただければと思います。
サイズ | ミニ | 並盛 | 中盛 | 大盛 | 特盛 | メガ |
---|---|---|---|---|---|---|
全体の重さ(g) | 266 | 387 | 332 | 490 | 562 | 704 |
並に対する比率 | 0.7 | 1 | 0.85 | 1.2 | 1.45 | 1.8 |
肉の重さ(g) | 57 | 88 | 123 | 104 | 176 | 257 |
肉比率 | 0.7 | 1 | 1.4 | 1.2 | 2 | 3 |
ごはんの重さ(g) | 209 | 299 | 209 | 386 | 386 | 447 |
ごはん比率 | 0.7 | 1 | 0.7 | 1.2 | 1.2 | 1.5 |
価格(円/税込) | 350 | 400 | 580 | 580 | 730 | 880 |
1gあたりの価格(円) | 1.3 | 1.0 | 1.7 | 1.2 | 1.3 | 1.3 |
1gあたりの価格を比較した結果、「並盛」が最もコストパフォーマンスに優れていることがわかりました。逆に、少しお得感が薄いのは「中盛」ですね。
中盛は少し特徴的で、確かにお肉は多めですが、ごはんが少ないのがポイントです。ごはんもお肉も並盛より多いと思っていたので、予想外の結果でした。
結果的に・・・
「牛丼・中盛は並盛のお肉をさらに4割増し」
「牛丼・大盛やメガは、ご飯がたっぷりで満腹感を提供」
「牛丼・中盛」はお肉がたっぷりで満足感を得られるメニュー
「4割増し」ということは、つまり「1.4倍」。
すき家の牛丼・中盛の肉の量は、並盛の肉の量の1.4倍です。一方で、大盛の肉の量は並盛の1.2倍なので、中盛より少ないという結果になっています。
多くの人が、この事実を知らずに大盛を頼んでいるかもしれません。なぜなら、すき家では正確な肉の量を公式に公表していないからです。
中盛と大盛の価格は同じ580円なので、肉をたくさん食べたいか、ご飯をたくさん食べたいかによって選ぶのが良いでしょう。
ただ、すき家に訪れるお客さんの多くは、やはり牛肉を目当てに来ることが多いので、肉の量が多い方が嬉しいと感じる方が多いのではないでしょうか。
ちなみに、中盛のご飯の量は並盛の0.7倍と少なめです。
また、メガ盛と特盛のご飯の量は大盛と同じで、肉の量だけが大幅に増加します。
そのため、以下のような比較ができます。
- 中盛
- ご飯:並盛より少ない(0.7倍)
- 肉:大盛より多い(1.4倍)
- 大盛
- ご飯:中盛より多い(1.2倍)
- 肉:並盛より多いが、中盛より少ない(1.2倍)
- ご飯の量
中盛 < 並盛 < 大盛 = 特盛 = メガ盛 - 肉の量
並盛 < 大盛 < 中盛 < 特盛 < メガ盛
このように、すき家の牛丼・中盛は「ご飯の量を減らしてもいいから、お肉をもっと食べたい」という方にぴったりのメニューです。
コスパ的にどれを選ぶべき?シミュレーションしてみた
コスパ最強はどれ?人数別におすすめ紹介
すき家で一番コスパが良いのは?お肉やごはんの比率を考慮しなければ、並盛が圧倒的にコスパ優秀です。人数が増えるほど、並盛を複数注文するのが一番経済的です。
ただし、お肉の量にもこだわりたい場合は話が変わります。そこで、ごはんとお肉の比率も考慮した上で、人数ごとのおすすめコスパメニューを紹介します。※ここでは「大食いではない一般的な成人1名」を基準にしています。
2人で食べるならメガがおすすめ(1人あたり税込440円)
メガ盛りはごはん447gなので、2人でシェアすると1人あたり約223gとなります。並盛のごはん(299g)と比べると少し少なめに感じますが、お肉は257gあるので、2人で分けると1人あたり128g。大盛よりもお肉が多く、満足感があるはずです。もしテイクアウトする場合は、ごはんを自宅で追加してもいいですね。
3人で食べるならメガ+並盛がおすすめ(1人あたり税込約440円)
コスパを考えるなら、メガと並盛の組み合わせがおすすめです。1人は並盛を食べ、残りの2人でメガをシェアするスタイルが効率的。メガをシェアする人はごはんが少なくなりがちなので、持ち帰りの際はごはんを追加して調整すると良いでしょう。
4人で食べるならメガ×2がおすすめ(1人あたり税込440円)
2人で食べる場合と同じく、メガをシェアする方法が最適です。お肉の量が多く取れるメガ盛りは、すき家で牛丼を楽しむには最適。もちろん、単純にコストだけを考えるなら、並盛を4つ注文するのが一番経済的です。
5人で食べるならメガ×2+並盛がおすすめ(1人あたり税込432円)
5人で食べる場合も、メガ×2と並盛の組み合わせがベスト。1人が並盛を食べる形になりますが、全員で平等にシェアしたい場合は、並盛を5つ注文するのも良い選択です。
通販はお得?
すき家には通販があります。こちらの価格もチェックしてみましょう。
以下は、通販セットのコストパフォーマンスをすき家の牛丼のサイズ別に比較し、具体的な考察を行ったものです。表の数値と通販セットの内容を基に、お得さを見ていきましょう。
すき家の牛丼サイズ別コストパフォーマンス比較
1. サイズ別の具の重さ
まず、各サイズの牛丼のごはんの量を差し引いた具の重さを計算します。具の重さは「全体の重さ」から「ごはんの重さ」を引いたものです。
サイズ | 全体の重さ(g) | ごはんの重さ(g) | 具の重さ(g) |
---|---|---|---|
ミニ | 266 | 209 | 57 |
並盛 | 387 | 299 | 88 |
中盛 | 332 | 209 | 123 |
大盛 | 490 | 386 | 104 |
特盛 | 562 | 386 | 176 |
メガ | 704 | 447 | 257 |
2. 1gあたりの価格計算
次に、具の重さ(肉の重さ + その他の具)に基づいて、1gあたりの価格を計算します。
- ミニ牛丼
- 価格:350円
- 具の重さ:57g
- 1gあたりの価格 = 350円 ÷ 57g ≈ 6.14円
- 並盛牛丼
- 価格:400円
- 具の重さ:88g
- 1gあたりの価格 = 400円 ÷ 88g ≈ 4.55円
- 中盛牛丼
- 価格:580円
- 具の重さ:123g
- 1gあたりの価格 = 580円 ÷ 123g ≈ 4.72円
- 大盛牛丼
- 価格:580円
- 具の重さ:104g
- 1gあたりの価格 = 580円 ÷ 104g ≈ 5.58円
- 特盛牛丼
- 価格:730円
- 具の重さ:176g
- 1gあたりの価格 = 730円 ÷ 176g ≈ 4.14円
- メガ牛丼
- 価格:880円
- 具の重さ:257g
- 1gあたりの価格 = 880円 ÷ 257g ≈ 3.42円
3. 通販セットとの比較
通販セットの牛丼の具(135g×5袋)を1袋あたりの価格で比較します。
- セット価格: 4,680円(10袋、1袋あたり468円)
- 1袋の具の重さ: 135g
- 1gあたりの価格 = 468円 ÷ 135g ≈ 3.47円
考察
- 最もコストパフォーマンスが良い: メガ牛丼の1gあたりの価格は最も安く、約3.42円です。通販セットも近い価格で、約3.47円です。どちらもコストパフォーマンスが良いと言えます。
- セットの利便性: 通販セットは冷凍保存ができるため、長期間ストック可能であり、調理も簡単です。価格も1gあたりの価格が安いので、お得です。
- 店舗購入との比較: 店舗での牛丼を比較すると、特盛やメガサイズがコストパフォーマンスが良く、特にメガサイズが最も安いです。しかし、通販セットの方がまとめて購入できる点でさらにお得です。
まとめ
以上、すき家の牛丼サイズやコストパフォーマンスについてのご紹介でした。
価格だけを重視するなら、どの人数であっても「並盛」を注文するのが最もお得です。一方、お肉をたっぷり食べたい場合には「メガ盛り」がおすすめです。
さまざまな意見があるかもしれませんが、基本的に1gあたりの価格が高い「中盛」は避けておくのが良いでしょう。これを覚えておけば、より賢く注文できるかもしれませんね。
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